骨盤矯正に興味をお持ちの方へ
「骨盤は歪んでますね」と言われると、
ちょっとショックを受けてしまいますよね。
しかし・・・
本当にあなたの骨盤は歪んでいるのでしょうか?
何を根拠に「歪んでいる」と判断されたのでしょう。足の長さが左右違うから?、右の骨盤が左に比べて動きが悪いから?その根拠は店舗によって様々だと思います。骨盤矯正に興味を持ち、初めて受けてみようという方にお伝えしたいことは、その施術者が何を根拠に骨盤が歪んでいると判断し、その状態をどうしたいのか?ということをしっかりと理解した上で施術を受けることです。
ぜひ、このページを読み進めてみてください。きっと読み終えた頃には
「足の長さが左右で違うので歪んでますよ」と言われても、
「ええ、何か問題でもあります?」とキッパリ言えると思います。
本当に骨盤は歪むのでしょうか?
骨盤の歪みより重要な問題をご存じですか?
全身矯正で骨盤を理想な状態にリセット!
骨盤は本当に歪むのでしょうか?
骨盤は本当に歪むのでしょうか?
そもそもよく耳にするように、歪んだりするのでしょうか?
骨盤は本来「歪みにくい構造」をしています。
「歪みにくい」とは「構造がしっかりしているから」というよりは、
構造上「少々歪んだとしても元の正しい状態に自然に矯正される」と
考えてください。
その根拠を2つ説明します。
骨盤を左右から安定させる機能
下のA図のように荷重は左右の仙腸関節面に加えられます(緑矢印)。
そして下肢の骨は約120°の角度で腸骨と接合して地面からの力が仙腸関節面に加えられます(ピンク矢印)。骨盤は中央の仙骨を両方の腸骨がグッと挟み込んでいる構造なのです。
意外かもしれませんが、ただ立っているだけで骨盤は安定する構造なのです。
ちょうど下の図のような積み木を箱に入れて揺らしていくと、
おさまるべきところに各々の積み木がおさまっていくというイメージです。
骨盤を上下から安定させる機能
下のB図のように体重による下方向の力は赤い仙骨の前方を通ります(黒点線)。そして同時に地面からの抗力によって上方向の股関節圧迫力が生じます(ピンク点線)
つまり上からの荷重と下から抗力は一直線上で交わらずにズレています。 この作用で骨盤の左右にある腸骨は後方に回転し、中央の仙骨には前方回転が加わります。
そして仙腸関節は腸骨が後方回転するとキュッと締まり、前方回転するとゆるむ構造です。歩行時は締まったり、ゆるんだりを繰り返しているのです。
C図は上記のAとBをミックスした図です。
骨盤の関節は実に優れた構造で自らを安定させているのです。
そもそもよく耳にするように、歪んだりするのでしょうか?
骨盤は本来「歪みにくい構造」をしています。
「歪みにくい」とは「構造がしっかりしているから」というよりは、
構造上「少々歪んだとしても元の正しい状態に自然に矯正される」と
考えてください。
その根拠を2つ説明します。
骨盤を左右から安定させる機能
下のA図のように荷重は左右の仙腸関節面に加えられます(緑矢印)。
そして下肢の骨は約120°の角度で腸骨と接合して地面からの力が仙腸関節面に加えられます(ピンク矢印)。骨盤は中央の仙骨を両方の腸骨がグッと挟み込んでいる構造なのです。
意外かもしれませんが、ただ立っているだけで骨盤は安定する構造なのです。
ちょうど下の図のような積み木を箱に入れて揺らしていくと、
おさまるべきところに各々の積み木がおさまっていくというイメージです。
骨盤を上下から安定させる機能
下のB図のように体重による下方向の力は赤い仙骨の前方を通ります(黒点線)。そして同時に地面からの抗力によって上方向の股関節圧迫力が生じます(ピンク点線)
つまり上からの荷重と下から抗力は一直線上で交わらずにズレています。 この作用で骨盤の左右にある腸骨は後方に回転し、中央の仙骨には前方回転が加わります。
そして仙腸関節は腸骨が後方回転するとキュッと締まり、前方回転するとゆるむ構造です。歩行時は締まったり、ゆるんだりを繰り返しているのです。
C図は上記のAとBをミックスした図です。
骨盤の関節は実に優れた構造で自らを安定させているのです。
骨盤の歪みより重要な問題とは?
骨盤の歪みより重要な問題とは?
骨盤の骨の形状は決して左右対称ではありません
そもそも人間の骨盤の骨の形は左右対称ではありません。
そして、骨盤の傾き、可動性、脚の長さは様々な状況で変化します。
・うつ伏せや仰向けの寝かせ方で。
・その日の大脳半球の疲弊度にも影響。
・関節を特定の方向に擦ってあげる。
・嫌いな上司の顔を頭に想い浮かべる。
・可動域検査の身体の誘導の仕方。…etc
ちなみに足の長さは左右差があって当然です!。2~3cmの差など立ってしまえば調整されます。骨盤の歪みを検査するには不確定要素が多いのです。よって当院の骨盤矯正では「歪んでいる」と感じることよりも、骨盤を構成する関節の「神経系が正しく機能しているか否か」を問題視しています。
「歪みを重要視しない」と考えるのには理由があります。
仮に不確定要素が無いとして、一体どこまで正確に検知できるでしょう?
下の2枚のX線写真は私の骨盤のレントゲン写真です。
注意深くみてみると右の骨盤が下がり、左側は上がっています。
これはもしや?「骨盤が歪んでいる」状態ではないですか?
私は歪んでいるみたいです。しかし、触診でチェックしてもこのX線所見と同じ結果になるとは限りません。
全く逆の触診結果がでることもあります。またX線画像ではきれいな骨盤を形成していても、触診で歪んでいると判断されることもあります。その理由は必ずしも骨の形が左右対称ではないからです。
実は人間の手で骨盤の歪みを検知するのは至難の業なのです。熟練したカイロプラクターは過去の治療経験を総動員して骨盤の歪み(変位)を決定しています。
骨盤関節から神経系への影響を考慮するべきです
とても重要なことですが、
「歪んでいる」という状態よりも、その骨盤(関節)が神経系に
悪影響を及ぼしている状態の方がより深刻なのです。
例えば我々が普通に立っている状態で「両腕を肩の高さまで前方へ上げてください」と指示されたら、簡単に腕を上げることができます。カラダのバランスを崩すこともありません。いたって簡単な動作です。しかし、ヒトのカラダの構造上、実は腕を前に上げる動作に伴い重心位置が変化して、前に倒れてしまうのが本来の姿なのです。では、なぜ前に倒れないのか?
それは腕を上げるに伴い、あらゆる関節が位置情報を感知して、体幹を安定させて姿勢を微調整するからです。これをフィードバック現象と言います。そして骨盤関節群はこの微調整の働きに重要な役割を果たしています。今まで表現してきた「神経系への影響」とは「骨盤を構成する関節が姿勢を保つために正常に機能していない状態」を示しています。
以上のことから、当院では触診で感じられる「歪み」よりも「関節の神経機能障害」の方を問題視しております。
骨盤の骨の形状は決して左右対称ではありません
そもそも人間の骨盤の骨の形は左右対称ではありません。
そして、骨盤の傾き、可動性、脚の長さは様々な状況で変化します。
・うつ伏せや仰向けの寝かせ方で。
・その日の大脳半球の疲弊度にも影響。
・関節を特定の方向に擦ってあげる。
・嫌いな上司の顔を頭に想い浮かべる。
・可動域検査の身体の誘導の仕方。…etc
ちなみに足の長さは左右差があって当然です!。2~3cmの差など立ってしまえば調整されます。骨盤の歪みを検査するには不確定要素が多いのです。よって当院の骨盤矯正では「歪んでいる」と感じることよりも、骨盤を構成する関節の「神経系が正しく機能しているか否か」を問題視しています。
「歪みを重要視しない」と考えるのには理由があります。
仮に不確定要素が無いとして、一体どこまで正確に検知できるでしょう?
下の2枚のX線写真は私の骨盤のレントゲン写真です。
注意深くみてみると右の骨盤が下がり、左側は上がっています。
これはもしや?「骨盤が歪んでいる」状態ではないですか?
私は歪んでいるみたいです。しかし、触診でチェックしてもこのX線所見と同じ結果になるとは限りません。
全く逆の触診結果がでることもあります。またX線画像ではきれいな骨盤を形成していても、触診で歪んでいると判断されることもあります。その理由は必ずしも骨の形が左右対称ではないからです。
実は人間の手で骨盤の歪みを検知するのは至難の業なのです。熟練したカイロプラクターは過去の治療経験を総動員して骨盤の歪み(変位)を決定しています。
骨盤関節から神経系への影響を考慮するべきです
とても重要なことですが、
「歪んでいる」という状態よりも、その骨盤(関節)が神経系に
悪影響を及ぼしている状態の方がより深刻なのです。
例えば我々が普通に立っている状態で「両腕を肩の高さまで前方へ上げてください」と指示されたら、簡単に腕を上げることができます。カラダのバランスを崩すこともありません。いたって簡単な動作です。しかし、ヒトのカラダの構造上、実は腕を前に上げる動作に伴い重心位置が変化して、前に倒れてしまうのが本来の姿なのです。では、なぜ前に倒れないのか?
それは腕を上げるに伴い、あらゆる関節が位置情報を感知して、体幹を安定させて姿勢を微調整するからです。これをフィードバック現象と言います。そして骨盤関節群はこの微調整の働きに重要な役割を果たしています。今まで表現してきた「神経系への影響」とは「骨盤を構成する関節が姿勢を保つために正常に機能していない状態」を示しています。
以上のことから、当院では触診で感じられる「歪み」よりも「関節の神経機能障害」の方を問題視しております。
全身矯正で骨盤を理想的な状態にリセット
全身矯正で骨盤を理想的な状態へ
骨盤の機能不全は下図のように他の関節の機能異常が集まって生じることが一般的です。
下図の専用器具を使用して、骨盤を構成する関節に心地よい振動刺激を与えていきます。
骨盤の機能不全は下図のように他の関節の機能異常が集まって生じることが一般的です。
下図の専用器具を使用して、骨盤を構成する関節に心地よい振動刺激を与えていきます。