キネシオテーピングの効果について
キネシオテーピングの施術効果
キネシオテーピングを処方することによって下記の効果が期待できます。
①筋肉の機能を正しく戻す
なんらかの阻害要因の為に本来の筋出力を出せない筋肉を100%に近い状態(本来の状態)へ筋膜を介して導きます。よって筋トレ前に鍛えたい部位に貼るとより効果的なトレーニングができます。
柔軟性のUPに役立ち、スポーツにおける怪我の防止効果が期待できます。
五十肩等の痛みによりその部位を動かせない状態が続くと、「積極的にその部位をうごかさない自分」を作ってしまい症状の悪化を招いてしまうということは多々あります。例えば1週間の固定(不動状態)で柔軟性は20%もダウンしてしまい器質的・機能的変化が生じるという報告もあります。(コラーゲン線維の減少、クロスリンク異常、筋横断面の低下等)キネシオテーピングで筋肉を動かしやすい状態を作り、積極的に体を動かし、血流を良くして症状の改善を図ります。
他には握力の低下時、腰痛時のコルセットの代用(腹筋群の賦活により)等に使用します。
②血液・リンパ液の循環を良くする
肉離れ、青アザの早期回復、歩き過ぎによるふくらはぎの張り、むくみ 等々末梢血液循環の改善、リンパ液(間質液)の回収能力の改善。
③痛みを抑える
坐骨神経痛、上腕神経痛などの神経由来の疼痛、胃の痛み、腱鞘炎等、患部の被覆によるゲートコントロールを利用して痛みを軽減させます。
④関節のズレを正す
膝、肘の痛み、股関節痛、突き指 等々(関節を動かす筋肉を正常な状態にすることによる二次的な効果)関節には副運動というものが存在します。(「転がり、すべり」という表現を耳にしたことがあると思います)この副運動は骨の不随意運動です。つまり自分が意図して動かすことができません。この動きを可能にするのが、靭帯であり、筋の生理収縮です。『膝が痛い。でもX線撮影で観察しても原因が分からない』という場合は、この副運動が障害されている可能性があります。
◆キネシオテーピングに興味をお持ちの方はこちらへ