痩せにくいのも骨盤の問題が原因?
例えば、右の骨盤を構成する関節(仙腸関節)に神経機能障害が生じている。右の骨盤が「後方に傾く」動作に対してストレスを感じて、周辺の筋肉の緊張を高めてしまう状態だとします。この場合、骨盤が「後方に傾く」動作というのは、足を一歩前に出すような動きです。このような骨盤の動きは普通に歩いていても生じますし、日常生活においても一日に何万回も繰り返されている動きです。そして、この動作のたびに、
自分では気づくことのない筋肉の緊張の左右差が生じています。
ここが非常に大事なポイントです。つまり、関節が神経系統に対して正常に機能していないと、周辺の筋肉は正常な状態を維持できなくなるのです。筋緊張の左右差による負担の蓄積が様々なカラダの症状を生み出す原因となります。
しかし、これらの原因が
「骨盤の歪み」であると考えてはいけません!!
冷静に考えてみてください。
・最近、歩くスピードが落ちたと感じませんか?
・最近、少し歩いただけで疲労感を感じませんか?
・昔は軽快にスタスタと歩いていたのに、
今はペタペタ歩きになっていませんか?
骨盤の関節群に神経機能障害が生じると歩き方も変化します。理由は筋肉の使い方に左右差が生じるからです。変化といっても微々たる変化です。しかし怖いのはその「日々の蓄積」なのです。そして、筋肉をうまく使えないことにより、サボり癖のある筋肉を生み出してしまうことです。
当院ではこれがいわゆる「下半身太り」の原因になると考えています。
歪んでいるから痩せにくいのではありません。
関節の神経機能が正常に作動していないから痩せにくいのです。
アクティベーター・メソッドによる骨盤矯正の目的は、骨盤周辺の筋肉に悪影響を及ぼす原因(関節の神経機能障害)をクリアーにすることです。